アルコールって美味しいんですか?
お酒に弱いわけではない。お酒の影響はあまり受けない。ただちょっと内向的になってしまう。
お酒を楽しむ上でエタノールの美味しさをあまり理解していないのが問題らしい。ワインってもともとぶどうジュースが美味しいのに、その糖分をエタノールに変換して美味しさを減らしてしまってるように思う。でも、その発酵過程においてできる香りは嫌いではない。
同じことは日本酒にも言える。確かに日本酒の香りはいい匂いである。酒粕も好物である。ただ味はただのエタノールと残った糖分の味しかしないのでは?人間はいかに香りに騙されるかよく知っている分、味そのものはよくわからなくなる。
蒸留酒は更に難しい。味は殆ど失われて、香りしか残ってないんじゃないだろうか。ウイスキーにしたって、香りは楽しい。ただ味はエタノールでしかないように思えてしまう。
ビールが一番おいしさの評価ができない。飲みやすいか飲みにくいかでしか判断できない。苦いのが苦手でもないので、どんなビールでも飲むことはできる。
香りも含めて味という主張はわかる。しかし、その上でエタノールが味にプラスの働きをもたらしているか、わからない。 ごく少量のエタノールが清涼感を与えることはよく知られている。製菓に用いるラム酒などはそれを狙っている。だが、特に10%を超えるエタノールは雑味に感じてしまう。これは僕の舌が悪いんだろうか。
お酒が嫌いなわけでは決してなく、人のお酒をまずくしたいとも思っていない。カクテルを作ったことがあるが、楽しかった。ただ、お酒に対して真剣に考えると、このような雑念がどうしても振り払えない。
誰か美味しいお酒を教えてほしい。